作物の拾い上げを省力化、次世代自走乗用ピッカー実演

営農ニュース

次世代自走乗用ピッカー「アガールD」実演

 6月24日、あわら市角屋のタマネギ圃場にて収穫実演会が開かれ、同地区で集落営農を取り組むグリーンファーム角屋や県農林総合事務所、JAら31人が参加しました。

 この日は田中工機株式会社製次世代自走乗用ピッカー「アガールD」を使い、タマネギの収穫を実演しました。作業能率を重視して製作され、拾い上げたタマネギを直接鉄コンテナに搬入できるように設計されています。また、運転速度が速く、2人での作業が可能と、従来機と比べ非常に省力化され、タマネギ以外にも、ジャガイモやニンジンなど様々な作物の拾い上げ作業にも対応しています。

 グリーンファーム角屋は19.4haの農地で水稲を主に営み、転作作物として加工・業務用タマネギを93aに作付けています。タマネギの収穫は重労働で収穫作業に携わる人手の確保に苦労をしており、齋藤貴執行役員は「来年は生産面積を倍以上にしたいと考えています。タマネギの収穫作業は重労働なので少しでも楽に作業ができるように導入を検討したい」と機械導入による省力化に期待を込めました。

 

アガールD実演の様子

アガールD実演の様子