JA福井県福井基幹支店多収米部会作見会

営農ニュース

圃場を巡回し、生育状況を確認

当JA福井基幹支店多収米部会

当JA福井基幹支店多収米部会は、農家所得向上を狙い、2015年から大手企業と契約し、外食チェーンやコンビニなどに向けた業務用多収米の栽培に取り組んでいます。

 

栽培するのは、従来の品種よりも耐倒伏性のあるコシヒカリ系統の多収性品種で、住友化学株式会社の中生品種「つくばSD1号」と豊田通商株式会社の晩生品種「しきゆたか」。今年度、同部会は、合計216.6㌶の面積を作付けし、つくばSD1号の10㌃あたりの目標平均単収を570㌔、しきゆたかを630㌔に設定しています。

 

7月11日には、福井東部農業施設センターと、福井西部農業施設センターの2会場に分けて作見会を開きました。

 

 

西部会場のようす

西部会場のようす

営農指導員や企業と連携

この日、福井東部農業施設センターの会場では、部会員をはじめ、企業の担当者や、JAの水稲雑穀を専門的に担当している営農指導員など関係者約25人が参加。

 

はじめに、同部会の渡辺重紀副部会長が、「雨が続くこの天候のなかどう管理していくのか、営農指導員や企業と連携し、栽培のアドバイスをもらいながら、収量向上に向けて取り組んでいきましょう」と挨拶しました。

 

その後、参加者は、福井東部支店・福井南部支店管内のつくばSD1号、しきゆたかの圃場を巡回。茎数や葉色など生育状況を確認しながら、今後の栽培管理方法について学びました。連携する企業の担当者は、長雨が続くため、常時湛水しないなどの水管理を行うことや、紋枯病などの病害は早めに防除するよう呼びかけていました。

東部会場のようす

東部会場のようす