JA福井基幹支店大豆部会区分集荷事前審査会

営農ニュース

1等大豆目指して区分集荷

圃場巡回し生育状況入念にチェック

JA福井基幹支店大豆部会

当JA福井基幹支店大豆部会は10月1日、支店管内産大豆(品種=里のほほえみ)の区分集荷の事前審査を行いました。

 

区分集荷は実需者ごとのニーズに柔軟に対応できるよう、2018年頃から始まった取り組み。

 

各圃場ごとに刈り取りしたものを乾燥調製から検査までを一貫した管理のもと行うことで、高品質大豆の安定供給と上位等級の細分化を図っています。昨年は、区分集荷された約37トンのうち4.3トンが取り組みを始めてから初となる1等格付けがされました。

 

この日、同部会委員をはじめ、福井農林総合事務所やJA福井基幹支店管内の営農指導員・TACなど8人が参加。事前に申請を受けて審査対象となった圃場7ヵ所を巡回していきました。参加者らは、各圃場の生育と栽培管理の状況を確認。草丈や着莢(ちゃっきょう)数、病害虫発生の有無、着莢の重量を入念にチェックしていました。

 

同基幹支店営農部営農指導課の担当者は「栽培管理も行き届いており、現在の生育は順調。今後も圃場内の雑草の除去等の圃場管理と適期刈り取りを徹底して、1等格付けを目指してほしい」と話しました。

 

10月中旬にはJAの担当営農指導員による収穫直前審査を予定しており、その後、通常検査による格付け2等級よりも高品質な大豆「区分2等級大豆」として福井市内の実需者に向けて販売されます。

 

今年、区分集荷の対象となる大豆の栽培面積は合計29.6㌶。区分2等級以上の大豆45㌧の集荷を目指します。

区分集荷対象圃場を巡回し栽培管理方法や生育状況を確認するJA福井基幹支店大豆部会委員と営農指導員ら

区分集荷対象圃場を巡回し栽培管理方法や生育状況を確認するJA福井基幹支店大豆部会委員と営農指導員ら