たかす梅干し土用干しスタート

地域情報

福井市唯一の梅産地である鷹巣地区で昔ながらの梅干しづくり

鷹巣梅加工部会

福井県福井市で唯一の梅産地である鷹巣地区では、8月4日、鷹巣梅加工部会が作る「たかす梅干し」の土用干しが始まりました。

 

この日、同部会のメンバー10人が朝から汗を流しながら作業を行っていました。6月中旬に赤シソと一緒に塩漬けしていた同地区産の梅(品種=紅映)300㌔をパレットの上に取り出し、シソを取り除きながら、実が重ならないよう丁寧に広げていきました。パレットはビニールハウスの中に並べて1~2日干したあと、梅の実を裏返して裏面も干していきます。

 

昨年は「たかす梅干し」を約100㌔仕込み、発売から2ヶ月ほどで完売。鷹巣梅加工部会の部会長を務める丸山喜美恵さんは、「今年は青梅の出来が良く、大きさも揃っているので、梅干しも期待できる。すでに予約注文を受けているところもあり、待ってくれているファンのためにも良いものを作りたい」と笑顔で話していました。

 

たかす梅干しはカビの発生を抑えるぎりぎりまで落とした塩分量、着色料や保存料等は一切使用せず、昔ながらの味を守っており、今年は600パックを作る予定。10月13日から、当JA農産物直売所「喜ね舎 愛菜館」で販売を予定しています。

梅の実が重ならないようにパレットいっぱいに広げていくメンバー

梅の実が重ならないようにパレットいっぱいに広げていくメンバー