令和4年度粒道(TUBUDO)研修会
地域情報
昨年実績とSDGs見据え令和4年度の新たな取り組みを確認
粒道ーTUBUDOー
JA福井基幹支店

参加者に向けて小型耕うん機のメンテナンス方法を実演してみせるJA福井東部農業施設センターの農機担当者
JA福井基幹支店営農部営農指導課の担当者が昨年の実績と今年度の新たな取り組みを説明した後、同基幹支店の園芸特産振興担当である嶋田奥左ェ門顧問が、「粒道」で取り組む各農産物の栽培管理方法について講義しました。
その後、兵庫県にある株式会社小田垣商店の担当者が、今年新たに取り組む粒としてササゲ(品種=ダルマササゲ)を提案。関東地区で赤飯用の豆として需要が高いこと、販売先を限定した全量買い取りの契約栽培であること等を説明。栽培管理方法を紹介しました。
また、もう一つの新たな取り組みとして、JA福井基幹支店営農部営農指導課の担当者が、昨年から栽培に取り組んでいる金ゴマについて説明。作った金ゴマを食べるだけでなく、油を搾って調理に使ったり、その廃油を再利用して石けんに加工することで環境に配慮した取り組みに繫げていくことを提案しました。
担当者は「地域農業の振興とともにSDGsに向けたアクションとしても展開していきたい」と参加者に向けて説明しました。
研修会後は、福井東部農業施設センターの農機担当者が小型耕うん機の使用前のメンテナンス方法や安全な使い方を実演。参加者は時折メモを取りながら、自分が使っている農機について質問していました。

嶋田顧問が各農産物の栽培管理方法について講義するようす
当JA福井基幹支店は昨年から、同基幹支店独自の考え方である「粒道(つぶどう)」を掲げ、様々な活動に取り組んでいます。
「粒道」とは多収米や大豆、小豆、スイートコーン等、支店管内の部会で栽培しているそれぞれの農産物を「粒」ととらえ、生産者が納得できる「粒」作りに向けてJAと一緒に誠心誠意取り組むことで、栽培技術の向上を図るとともに、同じ目標に向かって活動する仲間づくりを行い、気持ちの繋がりと人間的成長、そして地域農業の振興を目指していくというもの。
同基幹支店は3月17日、福井東部農業施設センターで「粒道ーTUBUDOー」研修会を開き、管内の組合員や営農生産組織をはじめ、支店担当のJA営農指導員やTACなど45人が参加しました。