ニンジン選別施設完成
施設情報
生産拡大と農業者の所得向上を目指す
坂井市三国町

完成した選別施設を見学するJA役職員
竣工式には、JA役職員をはじめとする関係者約20人が出席。
神事の後、JAの冨田勇一組合長は、「生産者がこの施設を利用してより多くのニンジンを生産し、JAはより有利な価格での販売に繋げ、農家所得向上に努めたい」と挨拶しました。
7月上旬、春ニンジンの収穫に合わせて稼働が始まります。
県がJAや市町と連携して進める園芸タウン育成事業では、同地区のニンジンで1億円の販売額を目標にしており、5年後までに30㌶の作付け、750㌧の出荷を計画しています。

竣工式の神事のようす
JA福井県は、4月6日、坂井市三国町でニンジン選別施設の竣工式を開きました。
三里浜砂丘地では、既存農家に加え、若手農業者や新規就農者等が露地品目の柱としてニンジンを栽培しており、2021年は15戸が合計20㌶の面積で作付けしました。これまでの選果場より、作業の効率化や処理能力向上を図るため、国の「産地生産基盤パワーアップ事業」を活用して集選果施設を整備しました。
収穫後から出荷までの調製作業をJAが担い、生産拡大や農業者の所得増加を目指します。
施設は、鉄骨造り2階建てで、延べ床面積2900㎡。施設では、ニンジンの洗浄、カメラによる選別、箱詰め作業がほぼ自動で行われ、1日の最大処理能力は20㌧。生産者にリースする収穫機や播種機、ライムソワーも備えています。