担い手オペレーター&大豆播種前研修会

営農ニュース

大豆播種を前にスマート農業使った新しい技術学ぶ

福井基幹支店部会連携企画

当JA福井基幹支店は5月24日、大豆(品種=里のほほえみ)の播種作業を前に、同支店管内の担い手組織の農作業オペレーターを対象にした研修会をJA福井中央支店管内の圃場で開きました。

 

この日、大豆部会を中心に、多収米部会や大納言小豆部会等の各部会メンバーはじめ、福井農林総合事務所、農機具や農薬メーカー担当者、JAの営農指導員・TAC、農機担当職員など約50人が参加。参加者に向けて、株式会社ヰセキ関西中部福井営業所の担当者が自動操舵システムを搭載したトラクターを紹介し、システムを使った排水対策作業を実演してみせました。実演後、担当者が機械の各設定や基本操作方法などを説明。参加者は自分の圃場条件に照らし合わせながら、熱心に質問していました。

 

その後、JA福井基幹支店に移動。ICT技術やドローン等を用いたスマート農業の実践についても学びました。

参加者の前で、自動操舵システムを搭載したトラクターを使って排水対策作業を実演してみせる農機具メーカーの担当者

参加者の前で、自動操舵システムを搭載したトラクターを使って排水対策作業を実演してみせる農機具メーカーの担当者

同基幹支店大豆部会のメンバーを対象にした研修会もあり、福井農林総合事務所の担当者が講師を務め、大豆の栽培管理方法のポイントを説明。基本に沿った適期作業を行うことで高品質・収量増につながることを強調しました。

 

研修会後、同基幹支店営農指導課の担当者は「昨年は土壌分析結果をもとに施肥設計の見直しを行ったかいもあって、収量増に繋がった。今年は、新たな品種の試験栽培にも取り組みながら、引き続き施肥設計の見直しとともに排水対策を徹底し、さらなる品質向上と収量アップにつなげてほしい」と話していました。

 

今年、JA福井基幹支店管内で栽培する大豆の10アールあたりの目標平均単収は175キロ。大麦刈り取り後、6月上旬から管内各地で播種作業が始まります。

大豆の栽培について学ぶ参加者

大豆の栽培について学ぶ参加者