福井県立大学生と地元女性部らによるアブラギリ植樹

地域情報

永平寺町伝承料理「葉っぱ寿司」として学生食堂で提供

福井県永平寺町にある福井県立大学の学生食堂「県大レストラン」では、同レストランを運営している地元女性グループ「TEAM Zen」や永平寺町、当JAなどと連携しながら、地元食材をふんだんに使った料理を提供しています。

 

学生だけではなく地域住民も多く利用する県大レストランでは、地域密着型の親しみがあるレストランを目指し、永平寺町の伝承料理を提供します。今回、同町の町木である「アブラギリ」の葉で包んだサクラマスの押し寿司「葉っぱ寿司」を出す予定で、アブラギリの葉も自分たちで育てたものを使おうと、6月2日、同大学でアブラギリの植樹が行われました。

 

この日、福井県立大学の岩崎行玄学長や学生、JA女性部福井支部永平寺エリアの部員など関係者約20人が参加。スコップで土を掘ったあと、アブラギリの苗木10本を植樹しました。

アブラギリの苗木10本を植樹する参加者ら

アブラギリの苗木10本を植樹する参加者ら

「TEAM Zen」の代表でもあり、女性部のエリア長を務める柴田京子さんは、「食堂をきっかけに地域と学校の繋がりが強くなると嬉しい。また、県外から来ている学生も多いので、伝承料理を通して永平寺町の魅力をもっと知ってもらいたい」と話しました。

 

参加した京都府出身の大学3年生の学生は、「食堂はよく利用している。葉っぱ寿司は食べたことがないので食べるのが楽しみ」と話しました。

 

植樹したアブラギリが生育するまでは何年もかかるため、それまでは永平寺町から提供される葉を使って葉っぱ寿司を作ります。今年の7月から提供メニューのひとつに加わる予定。

永平寺町の伝承料理「葉っぱ寿司」

永平寺町の伝承料理「葉っぱ寿司」