秋作ジャガイモ栽培研修会初開催

営農ニュース

市場ニーズに応え今年新たに秋植えジャガイモの栽培に挑戦

JA福井基幹支店

当JA福井基幹支店は、市場に求められている品目や消費者ニーズの高い農産物の栽培に積極的に取り組むことで、農家所得の向上を図っています。

 

8月26日には、秋に植え付けするジャガイモの研修会をJA福井中央支店管内にある南江守集落センターで初めて開き、同基幹支店管内の組合員をはじめ、武生青果株式会社、各支店担当の営農指導員やTACなど関係者22人が参加しました。

 

JA福井基幹支店園芸特産振興担当の嶋田奥左ェ門顧問が講師を務め、秋作に適したジャガイモの品種を紹介しました。それぞれの品種特性や栽培管理のポイントについて説明。肥沃で排水の良い圃場を選定することや、できるだけ種芋を切らずに植え付けするなど、特に注意する点を話し、植え付け準備のための土作りや堆肥作りについても説明がありました。

 

その後、南江守生産組合の圃場へ移動。嶋田顧問が実際の順序に沿って、今年栽培に取り組むデジマとニシユタカの2品種の種芋を使って植え付け作業を実演してみせました。

 

参加者は自分の圃場環境と照らし合わせながら、作業内容について熱心に質問していました。

 

研修会後、JA福井基幹支店営農部園芸振興課の鈴木良邦係長は「秋作のジャガイモは県内市場に数が少なく、需要が高いことから今年初めて取り組むことを決めた。初めて栽培に取り組む人が多いので、各作業のタイミングに合わせて栽培情報紙を発行しながら適期作業をサポートしていく」と話しました。

 

今年、同基幹支店管内で秋作ジャガイモの栽培に取り組むのは計8戸の生産者と組織。9月上旬まで計352キロの種芋が菅内各地で植え付けられ、11月下旬に収穫期を迎える予定です。

参加者の前で秋作ジャガイモの植え付け作業を説明し実演してみせるJA福井県福井基幹支店園芸特産振興担当の嶋田奥左ェ門顧問

参加者の前で秋作ジャガイモの植え付け作業を説明し実演してみせるJA福井県福井基幹支店園芸特産振興担当の嶋田奥左ェ門顧問