特産「ニューピーマン」作り続けて約30年 山田善右エ門(89)さん

特産品情報

樹を剪定し4本仕立てに誘引 実大きく1個40㌘以上 

 丹生地区の特産「ニューピーマン」を作り続けて約30年。越前町寺の山田善右エ門(89)さんは、会社退職後、何かにトライしたいと栽培を始めました。当時は、越前町宮崎地区に約40人いた生産者は現在9人で山田さんが最高齢となりました。今では経験を活かし他の生産者に指導を行っています。

 

 山田さんの圃場では7月6日から本格的に出荷が始まりました。5月中旬に雨が少なく6月半ばの長雨で生育がやや遅れましたが平年並みの出荷となりました。約14㌃の圃場に植えられた約90本の樹は実を大きくするため、きれいに剪定され4本仕立てに誘引してあります。実は一般的なものより大きく重さは1個40㌘以上、肉厚、濃緑色が特徴です。越前町の学校給食に提供され苦味が少なく子どもにも人気が高いそうです。

 山田さんは「実を大きくするため剪定は大事な作業。苦味が少なく大きな「ニューピーマン」を食べてもらいたい。これからも頑張って作り続けたい」と話しました。

 生産者9人の栽培面積は約30㌃。11月上旬まで3㌧の出荷を見込みます。直売所「丹生膳野菜」、「おもいでなふぁーむ」「武生青果」へ出荷されます。

 

濃緑色で大きな「ニューピーマン」(左)一般的なピーマン(右)を持つ山田さん(きれいに剪定し4本仕立てに誘引された圃場)

濃緑色で大きな「ニューピーマン」(左)一般的なピーマン(右)を持つ山田さん(きれいに剪定し4本仕立てに誘引された圃場)