福井市が特産化を進める野菜「カーボロネロ」を使った加工品が新発売

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和風な味付けで炒め煮にする「カーボロネロの煮たの」

当JA農産物直売所「喜ね舎 愛菜館」と同直売所出荷者

当JA農産物直売所「喜ね舎 愛菜館」と同直売所出荷者は、福井市が特産化を進める葉物野菜「カーボロネロ」を使った加工品を新発売しました。

 

カーボロネロは、ケールの仲間で栄養価が高く、濃い緑色をした葉が縮れているのが特徴。

 

あまり知られていない珍しい野菜で、同直売所でも出荷しているのは数人ほど。その中で、加工品づくりに取り組むのは、約3年前からカーボロネロを栽培し始めた清水慎介さん、江梨華さん夫婦です。

 

直売所内にある6次化加工施設を利用して、自分たちの野菜を使った加工品を作っており、昨年9月には野菜のピクルスを販売しました。

 

今回、カーボロネロをもっと多くの人に知ってもらおうと、直売所の職員にアドバイスをもらいながら、加工品「カーボロネロの煮たの」を完成させました。「煮たの」は、福井県の方言で、「煮たおかず」や「煮物」などの意味で使われます。

カーボロネロとそれを使って作った加工品を手に持つ清水さん夫婦

カーボロネロとそれを使って作った加工品を手に持つ清水さん夫婦

カーボロネロを細かく刻み、甘めの醤油や鰹節を使って和風の味付けで炒め煮にして作ります。

 

清水さんは、「炒め煮にすることで、カーボロネロが持つ若干の苦味や青臭さを抑えることができた」と話し、「ご飯に乗せて食べても良いし、お酒とも相性が良い。まだまだ知られていないカーボロネロの美味しさを感じてほしい」と笑顔を見せていました。

 

1袋40㌘入りで、価格は300円(税込み)。

 

問い合わせは、JA農産物直売所「喜ね舎 愛菜館」、電話0776-52-8311(担当:山口)。

カーボロネロの煮たの

カーボロネロの煮たの