丹生特産「宮崎たけのこ」出荷開始

営農ニュース

徹底した竹林管理で丸々太ったタケノコ多く出来上々

 丹生地区特産「宮崎たけのこ」の収穫が4月8日から始まりました。1月の大雪で生育の遅れが心配されましたが3月に暖かい日が多く例年より1週間ほど収穫が早まりました。

 宮崎地区広野、蚊谷寺は県内有数の産地で、農家は年間を通し徹底した竹林管理を行っています。土壌は粘土質の赤土で生産に適し、「赤子」と呼ばれアクが少なく甘くて柔らかいのが特徴です。

 武田和哲さんは、早朝6時から専用の鍬で次々と丸々太ったタケノコを収穫しました。1日に朝掘りと昼掘りの2回作業を行います。朝掘りしたものは県内外産と差別化を図るため開店前のJA直売所「丹生膳野菜」、直売所「おもいでな」の店頭に並びます。朝堀りタケノコは消費者からは好評を得ています。

 武田さんは「この周辺の竹林は肥料やりや草刈りなど徹底した管理のもと栽培されている。農家が一生懸命育てたおいしい宮崎たけのこを食べてもらいたい」と話しました。

 生産者約50人で5月中旬ごろまで収穫し、裏年の今年は、昨年より約70トン少ない約50トンの収量を見込んでいます。

 

早朝から丸々太った宮崎たけのこを収穫する武田さん

早朝から丸々太った宮崎たけのこを収穫する武田さん